大相撲の番付はどうやって決まる?番付が上下する仕組み

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大相撲の番付表は独特の筆遣いで書かれていて、もはや芸術の域だなーって思いますね。

あの番付表の文字は相撲字と言って、行司さんが書いているそうです。

番付は上位力士は太くて力強い文字ですが、下位へいくほどどんどん小さくて細い文字になっていきます。

 

もし間違って書いても、当然ながら修正液を使うわけにもいかないので、すごく神経を使う大変な仕事ですね。

行司さんは土俵上での取り組みを裁く、というイメージがありますが、それ以外にも裏方の仕事も多くて、大相撲を陰で支えている本当に大事な存在なんですね。

 

 

ところで、大相撲の番付はどうやって決まるのかと言うと、前の場所の成績を参考にして、「番付編成会議」という機関で決められます。

勝ち越した力士は上がって、負け越した力士は下がる というのは常識的に分かるのですが、基準みたいなものはあるのでしょうか?

 

 

 

横綱へ昇進する場合

横綱へ昇進するためには、大関で「2場所連続優勝か、優勝に準ずる好成績」が基準となります。

2場所連続優勝ならほぼ文句なし。優勝決定戦にもつれ込むような好成績(=便宜的に「準優勝」と言います)を挙げた場合でも、昇進の条件を満たすようです。

ただし、準優勝×2場所というのではダメで、2場所のうちのどちらかは優勝していないと昇進できないような感じになっています。

大関で優勝した翌場所は、「綱取り」と呼ばれる場所になって、周りの期待も大きくなるし、大関本人のプレッシャーも相当なものになりそうですよね。

横綱への昇進には、「横綱審議委員会」が妥当性を検討することになっていて、品格や力量も求められることになります。

横綱はただ強いだけではダメってことになるんですね。

一度横綱になると、降格はありません。

負け越しや休場が続いても降格しないかわりに、「引退」を自ら選択しなければいけないこともあります。

 

 

 

大関へ昇進 大関から降格 の場合

大関への昇進は、「三役(関脇・小結)での連続3場所の勝ち数が、33勝以上」という基準があります。

これはあくまで基準なので、相撲内容によっては33勝に届かなくても大関に昇進するケースもあります。

例えばですが、 小結(11勝4敗) → 関脇(12勝3敗) → 関脇(11勝4敗) といった感じです。(合計34勝)

 

大関が降格するのは、「2場所連続で負け越し」た場合です。

大関で負け越した次の場所を「カド番」と言いますが、カド番で負け越すと降格になってしまいます。

 

あとは、あまりない例ですが、横綱・大関の引退などで大関以上の地位に欠員が出たときは、関脇の力士が繰り上がって昇進するそうです。

 

 

 

関脇以下の場合

勝ち越せば昇格、負け越せば降格ですが、成績によって上下幅が異なります。

目安としては、勝ち負けの差=上下する番付の枚数 と言った感じです。

10勝5敗なら5枚程度昇格、6勝9敗なら3枚程度降格 といった具合ですね。

 

これはあくまで目安なので、まわりの力士の成績や上下幅によってはぴったり当てはまるとは限りません。

 

 

 

(例外)大関から陥落した関脇

カド番大関が負け越すと、次の場所は関脇となります。(2場所連続負け越し)

陥落した直後の場所に限っては、10勝以上すると大関へ再復帰することになります。

この場所で9勝以下に終わると、最後大関へ昇進するためには、「三役で3場所33勝」の条件が必要です。