抵当権抹消登記③ 自分でやってみたよ!【体験記】

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わが家の場合は、もともと古い建物が建ってた敷地に新築の建物を建てました。

土地は、ぱっと見ただけだと1つの土地に見えるのですが、実は3筆ある敷地です。

土地は家族名義の土地で、名義が父親だったり母親だったり、バラバラだったんです。

 

銀行は抵当権を設定するのに、新築の建物とその土地だけじゃなくて、土地や建物の全体を一括して担保としてます。

わが家の場合も、「新築で建てた建物と、その下の土地」だけではなくて、全体としての「土地3筆+建物2棟」を一括して抵当権を設定されていました。

一括して抵当権を設定した担保のことを、「共同担保」って言います。

 

どうして一括で共同担保とするのかと言うと、もしも抵当権が実行されて不動産が誰かの手に渡るケースを考えてみると分かりやすいです。

例えば、新築じゃない方の建物を共同担保に入れていないと、競売ではこの建物を手に入れることはできません。

なので、新しい所有者からすると、自分の土地の上に他人の建物が建ってる状態になってしまいます。

そうなると、普通は「他人の建物が建ってる土地だから、もし高い金額だったら買いたくないな」って考えるので、売れる金額が安くなってしまいます。

銀行はローンが返せなくなったときに備えて担保を取っているのに、安く売ったんでは回収できる金額も少ない。

そんな理由から、銀行は担保を取るときには、一括でまとまった状態で共同担保にするケースがほとんどだと思います。

 

 

抵当権を外そうと思ったら、共同担保になっている不動産から漏れなく外さないといけません。

土地と建物だけと思っていたら、意外と前面道路の私道も共同担保に入っているケースもあるみたいです。必ず確認してみてください。

 

共同担保になっている不動産は、銀行からもらった書類の「解除証書」に「不動産の表示」という欄があるかと思います。

ここに載っている不動産が共同担保に入っている不動産です。

 

この共同担保の不動産の数 × 1000円 が登録免許税と言って、法務局へ登記申請するときの手数料となってます。

あまり普通の住宅ローンではないと思いますが、登録免許税は2万円が上限です。不動産が20個以上あるときは、一律2万円となります。

わが家の場合だと、登録免許税は5000円でした。

 

 

 

いろいろ調べるのと同時並行しながら、登記申請書を書いてみました。

法務局には置いてある抵当権抹消登記の申請書のサンプルは、土地1筆と建物1棟という一番シンプルなパターン。

土地を買って建物を建てたケースだと、普通は土地1筆と建物1棟で共同担保となっているので、法務局サンプルに当てはまるケースです。

 

だけど、わが家の場合は、不動産が5つ。しかも権利者(=所有者)が4人もいる。

 

サンプルを参考にして、とりあえず見様見真似で登記申請書は書いてみました。

・・・だけど、こんな感じで良いのかなーー???

権利者が複数人いる場合の書き方がどうしても分からない。

権利者全員を「申請人兼義務者代理人」とするのか、それとも権利者のうちの1人だけでも良いのか??

 

考えていても分からないので、とりあえず作成してみたものを持って、さっそく相談に行ってみることにしました。

法務局は申請書を提出する窓口もあるんですが、相談用のカウンターもあって、登記に関する相談に乗ってもらえます。

わたしが行った法務局は相談は予約なしでOKでしたが、法務局によっては予約が必要なところもあるみたいなので注意してください。

 

 

相談窓口は空いていました。担当の方は70歳くらいの男性の方でした。

「こんにちは! あの、抵当権抹消登記の申請書を書いてみたんですが、こんな感じでよろしいでしょうか??」

ーーー 「ちょっと見せてくださいねー」

って目を通していただいて、

(内容はしっかり見ていただけました。時間はちょっと長く掛かっていました。)

--- 「はい。あとは印鑑を押してもらえれば、これで出して大丈夫ですよ。」

って言いながらホッチキスで用紙を綴じていただきました。

 

印鑑は持っていっていなかったので、印鑑を押す場所にえんぴつでしるしをつけてもらって、綴じた用紙には契印の仕方も教えていただきました。

 

「これで良かったんだー」って思ったと同時に、すごく親切に対応していただいたことに感謝しています。

それから、あまりにもあっさりだったことに拍子抜けでした。

 

 

調べてみたこと まとめ

  • 法務局には相談用窓口があるので、登記に関する相談だったら何でも乗ってもらえます。しかも、すごく親切に教えてくれました。予約が必要な法務局もあるので、事前にご確認ください。
  • 相談窓口は、そもそも素人を相手にされているところなので、素人の方でも遠慮しないでどしどし行って大丈夫だと思います!
  • 登録免許税は、共同担保の不動産の数 × 1000円です。 わたしのケースでは5000円でした。
  • 共同担保は銀行からもらった「解除証書」で確認する。もっとちゃんと調べようと思ったら、不動産の登記簿謄本を取ってみてください。登記簿を取るときには、「共同担保目録付き」の欄にも必ずチェック!! チェックを忘れると、共同担保目録が表示されません。